パッケージ製品

フローチャートの図

近年のようにパソコンが普及するよりも以前から、製造業を営んでいる大企業や一部の中小企業では電算機による業務管理というものを行っておりました。 資材の発注から在庫状況の調整、あるいは生産量の把握や出荷数の記録といったことに関して、紙での台帳や帳簿ではなくデータをコンピューターで扱う形で合理化を果たしていたわけです。 こうした業務システムの多くは自社開発または自社独自仕様のものを開発委託するような方法で導入されていることが多く、運用プラットフォーム自体もメインフレームと呼ばれる大型のコンピュータとなっている状況でした。 しかしながら、こうした業務システムは旧態化も進んでおり、新たな事業や業務を立ち上げた際の組み込みが大変であるという面があります。 それらの既存の業務システムを製造業向けERPというものに置き換えることで、業務運用に柔軟性が出てくる可能性があります。

製造業向けERPは、業務に必要なシステムが一まとめになった形で販売されているパッケージ製品であり、製造業に携わる企業の側でシステム開発を考える必要性がなくなっています。 つまり、サーバーやワークステーションあるいはパソコンといったハードウェアとネットワークなどのインフラに組み合わせることで比較的容易に導入することが可能となります。 また製造業向けERPでは、企業ごとに異なってくる業種や業務内容およびプロセスの相違といった部分に関してカスタマイズによる適用ができることに加えて、必要である機能のみを選択して要件に合った形での導入もできます。 製造業向けERPの開発そのものも、業務のトレンドをうまく取り込んだ形で時代遅れにならないような製品コンセプトとなっているだけでなく、バージョンアップが提供される仕組みも採用されているため、業務システムの旧態化の懸念を抑えることが期待できます。